母のお気に入りの留袖　鳳凰の模様でとても豪華なものです。一度妹の結婚式で着てみよう
と、知り合いに見てもらったら「それは、あんたには地味すぎるから私のを貸してあげる」
と言われ　お医者様に嫁いだ娘さんのお式に着用したもの一式を貸して頂いた。

それから　ずーっと着る機会もなくて、ほんの少し薄いしみが気になって
クリーニングにも出し　１万円支払ってもどうしても気になって．．．

母の死後　これはどうしたものだろうかと　母がとても気に入って私に伝えてくれたけど
…出しては眺め溜息　また今度ね。を繰り返し、そうこうしているうちにこの歳です。

そこで、着物リメイクをネットで調べてると帯でミラーカバーというのがありました。
これだ❕嫁入り道具の一面鏡のカバーは、ボロボロになって数年前に捨てていました。

鳳凰の模様のところを中心にして、残したら母も怒りはしないだろう
そして思い切って着物をほどく。母の想いのこもった　登り藤の紋　これはこれで
とっておこう。

まぁ何とかネットを参考にしてミラーカバーが出来上がりました。刺繡が趣味の息子に
見せると、手に取って「ちょっと怖いけど凄いね」との感想でした。

そうなんです。鳳凰の迫力がちょっと怖い感じ…わかる。しばらくはこの鏡を飾ってくださいね。母ちゃんごめんこれで許してね。💦

今日も良き日でありますように
皆様の幸せ祈ります。